インキュベーションとは

起業から企業へ新たなビジネスに挑戦するあなたを応援します。

「インキュベーション」とは、「ビジネス・インキュベーション」の略語で、一般的には「企業孵化」等と訳されていますが、私たちは「新事業創出のための支援」と定義しています。つまり、「新しい営利事業を創りだすための一連のシステムと連携活動」の事で、ハード・ソフトの両面から新事業創出に必要な様々なサポートを行う事をいいます。
北九州市では、各分野の事業にあわせたインキュベーション施設を市内に4か所整備し、オフィスや事業環境の提供とともに、各支援システムを活かしながら、インキュベーション・マネジャーが色々な面から起業家をサポートしています。

インキュベーション施設はアメリカで生まれました。1959年にアメリカ、ニューヨーク州バタビア(Batavia)という小さな町に作られたバタビア・インダストリアル・センター(Batavia Industrial Center)が最初のビジネス・インキュベーション施設です。
1880年後半からバタビアには農機具の製造工場があり、多くの人が働いていましたが、1957年に技術革新や農業事情の激変により、何千という従業員を残して事業を閉鎖してしまいました。その後、この施設を買い取り、運営を始めたジョセフ・マンキューソ氏(Joseph Mancuso)が、建物を仕切り、シェアード・オフィスとして多数の小さな企業や創業者に貸すことにしました。ところが、借り手が事業経験のない失業したばかりの労働者だったため、テナントの事業がうまく進むよう、マンキューソ氏は様々な経営の相談に応じ、事業がうまく軌道にのるよう必要なあらゆる援助をしたことがビジネス・インキュベーションの起源といわれています。
(出典:『星野敏著『最新ビジネス・インキュベーション』(2006・同友館)』)