バイオマス発電プラント事業

会社名 日本プライスマネジメント株式会社
商品の説明・特徴

○日本プライスマネジメント株式会社の紹介

 熊本県立大学の特任准教授として環境化学分野を専攻していた吉 赫哲氏が、自らの研究成果などを事業化することを目的に、平成23年に北九州学術研究都市のインキュベーション施設において大学発ベンチャーである日本プライスマネジメントを創業した。

会社設立後は、先端科学技術研究を行っている大学、研究者が集まっている北九州学術研究都市の中で、インキュベーション・マネージャーの支援を受けながら研究者と共同研究を行ったり、公的な研究開発助成制度を活用することにより新製品、サービスを産み出してきた。

会社設立当初は、クロマトグラフィーの使用時に必要となる化学物質のデータベースによる解析ソフト業務から事業を開始した。その後、紫外(UV)-LED光照射水浄化装置やバイオマス発電プラントの設計・施工などの各種事業を展開し業容を拡大している。

○バイオマス発電プラントについて

 従来メタン発酵の普及を妨げている理由は、事業性の低さであると指摘されてきた。メタン発酵の効率が低いために発電をするにもガス発生が不十分で採算が合わないという問題があった。

当社の技術により、この問題が解決された。当社は、従来のバイオマス発電に比べ、4倍の高効率を達成した超高温可溶化菌を用いたバイオマスプラントの設計、施工を行っている。可溶化効率が約2倍、メタン発生量が約2倍になることにより従来技術の4倍の高効率を達成した。

 当社が設計・施工しているバイオマス発電は、原料となる家畜糞尿、食品残渣などの廃棄物系バイオマス(注1)を高温可溶化(注2)することにより、メタン発酵を従来よりも効率化することに成功した。メタン発酵の前段の処理である可溶化プロセスにおいて、温泉地で見つけた高温に耐性を持つ微生物を用いて、その微生物の持つ酵素により有機物の分解を高温可溶化槽(注3)において促進し、発酵期間を1/2~1/3に短縮できた。また、有機物の高温可溶化によりメタンガスの発生効率も約2倍となった。この技術を導入して発酵効率の飛躍的な向上を達成したことが大きな特長となっている。

 可溶化という前処理工程の後の工程であるメタン発酵で発生したバイオガス(メタンや水素など)は、発電に使用して電力会社に売電することができる。また、発電の廃熱は温室などの農業施設で利用され、残渣は堆肥や液肥として利用される。このように、無駄のない資源とエネルギー循環の機能をもつプラントとして青森県や秋田県の一部で導入され稼働している。

○導入事例

 名 称 :青森バイオマスプラント

 投入原料:カモ糞、食品残渣

 処理量 :15t~20t/日

 可溶化槽:超高温可溶化槽

             アンモニア除去設備、沈砂設備

 メタン発酵方式:乾式

滞留期間:20日~30日

発電量 :~5,000kWh/日

注1:バイオマスとは、生物資源を表す言葉であり、再生可能な生物由来の有機資源(化石燃料を除く)のことである。バイオマス資源としては、紙、家畜の糞尿、食品廃材、建設廃材、下水汚泥等の廃棄物系バイオマスと、稲わら、麦わら、籾殻、間伐材、資源作物等の未利用バイオマスがある。

注2:可溶化とは、有機性固形物を溶解性成分に変換することである。有機性固形物として、炭水化物・タンパク質・脂質などがあるが、メタン発酵菌は溶解性成分のみ利用できる。

注3:高温環境下で可溶化させる高温可溶化槽に関する技術(特許第5749846号)により、メタン発酵の阻害要因となるアンモニアと珪質を除去することが可能となった。

写真・PDF等

問合せ先 北九州市若松区ひびきの 1-8  電話: 093-691-1177 
会社URL http://www.price-management.jp/